妊娠がわかってからまずすべきは…産院選び!
地元を離れている人は「里帰り出産」をするかどうか考える方も多いのではないでしょうか?
里帰りしようかな・・・コロナも流行しているし、どうしようかな・・・
子育ての先輩であるお母さんに慣れない育児をサポートしてもらえるのはとても心強い反面、コロナの影響で里帰りするにもいつもと状況が違い、戸惑っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
実際にわが家も里帰り出産をするかどうか悩んだ末に、「里帰り出産をせずに東京で出産する」ことを選びました。
今回は、「コロナ禍の中での里帰り出産」についてわが家がどのように検討したのか、気を付けた方がよい点についてお伝えできればと思います。
わが家の状況
コロナの流行の状況も含め、家庭によって検討するべき点が異なりますが、妊娠判明当時のわが家の状況は以下の通りでした。
・2020年6月に妊娠判明
・初産
・東京在住、夫婦共に実家は山口県(お互いの実家は同じ市内)
・共働き(産休取得予定)
・両家の両親ともに里帰りしてもしなくてもOK
結果的に「里帰り出産せずに東京で出産」をしましたが、初産でお互いの実家が近いということもあり、当初はコロナ禍でなければ里帰り出産するつもりでいました。
コロナ禍での里帰り出産で気を付けた方がよい点
里帰り先の産院に受け入れを断られる可能性がある
「里帰り出産するかどうか迷っている」と通っていた病院の先生に相談すると、まず言われたのが「里帰り出産はおすすめしない」ということでした。
ちょうど妊娠がわかったのが2020年の6月だったので、東京の緊急事態宣言が初めて出た直後だったということもあり、実際に里帰りするタイミングで受け入れを断られる事例が何件か発生していたそうです。
当時と比べて、地方でもコロナの対応に慣れて受け入れ基準を引き下げられている可能性もありますが、希望の病院から急に断られる可能性も視野に入れて検討された方が無難かもしれないです。
東京の産院は完全予約制で予約締切が早いところが多い
私が東京で出産する場合に候補にしていた産院は3つありました。いずれの産院も、分娩を希望する場合は12週頃までには分娩予約を取らなければいけませんでした。
早いところは妊娠がわかった時点で既に予約が埋まっている状況でした…
通っていた病院の先生も、万が一、里帰り前に受け入れてもらえなかった場合、東京で再度分娩先を探すのは困難ということをおっしゃっていました。
住んでいる地域が子供が多い地域ということもあるかもしれませんが、東京の産院はリミットが早い可能性が高いので、悩む場合は要注意です!
「里帰り出産する」場合の懸念点
里帰りするタイミングで急に受け入れを断られる可能性がある
先程の気を付けた方がよい点と重複する部分がありますが、実際に東京から里帰りする際に受け入れを断られた事例があることが不安として残っていました。
里帰り先の候補の産院3つに問い合わせたところ、東京の産院と違って、事前予約制ではなく里帰りをする34週頃に受診の予約を取る制度になっていて、里帰りするタイミングになるまで「予約」という形で産院を確保することができませんでした。
冬に出産予定だったため、再度爆発的に流行するかもしれない…ということも懸念していました。
里帰り先の候補の病院は通常だと20週頃に初診を行うようでしたが、コロナの影響で廃止していました。どの病院も「病院内でクラスターが起こるなど、よっぽどのことがない限りは受け入れを断ることは無い予定」とのことでしたが、予約が取れないと確実に受け入れてもらえるという保証はないので不安…
産休を通常より早めに取得する必要がある
コロナの予防対策で、里帰り先の病院は初診受診前に「2週間の自宅待機期間」が設けられているとのことでした。
通常の産休取得時期は「出産予定日の42日前から」なので、週数でいうと32週頃になります。
里帰り出産をする場合、32週~34週頃から里帰り先の病院で妊婦検診を実施する流れになっていましたが、2週間の自宅待機期間を取るとなると産休の取得時期を早めなければならないので、仕事の調整も早めにする必要がありました。
有給の日数が足りない場合、在宅勤務で調整してもらうことはできるのだろうか…?
夫(ゆぅぱぱ)に4か月間ほど会えなくなる
コロナ対策のため、里帰り先の病院を受診する際には
・自身が県外へ外出した場合
・県外から来た人と面会した場合
・県外へ出た人と面会した場合
全てにおいて受診前に「2週間の自宅待機」が必要になっていました。
万が一、面会をした場合は母子ともに急に体調が悪くなったとしても、病院を受診できなくなってしまうので、里帰り開始のタイミングから赤ちゃんの1か月健診が終わる頃までの約4か月間は簡単には会えなさそうな状況でした。
赤ちゃんにすぐに会いたい!2週間自宅待機すれば面会してOKみたいだけど、仕事をしながら2週間実家で自宅待機できるだろうか…
産後の長時間の移動が大変
実家から東京の家までドアtoドアで6時間ほど。
これは私の母親が一番懸念していて、
・生後間もない赤ちゃんを連れての長時間の移動がかなり大変
・長時間の移動によってコロナ感染のリスクが高まる
ということを心配していました。
実際出産後に感じたのは、1~2時間ごとに授乳することも多かったので生後1か月で6時間移動するのは難しかったと思います…
「里帰り出産しない」場合の懸念点
親の手助けがない
初めての出産育児ということもあり、親の手助けがないと思うと不安でした。
また、両家共に実家が遠方なので、一度に家族に会わせることも難しくなります。
出産立ち合い/面会が一切できない
里帰り先の病院では、「県内在住の人であれば、一部立ち合い/面会可能」となっていたのに対し、東京の候補の病院は「都内在住の家族だとしても、立ち合い/面会一切不可」になっていました。
退院まで孤独になりそうだな…
里帰り先と比べて出産費用が高い
私が候補に挙げていた東京の産院の出産費用は最低でも約60万円でした。
里帰り先の病院は一時金の42万円前後となる所が多く、ざっくりと見積もっても20万円ほど差がありました。
わが家の選択
悩んだ結果、わが家は「里帰り出産をしない」ことにしました。
決め手になった理由
・息子が誕生して一番にゆぅぱぱに会わせたかった
・コロナの状況に関わらず、確実な分娩先を確保したかった
また、東京で出産をする際の一番の懸念点だった「親の手助けがない」点については、
・ゆぅぱぱが育休を調整する
・私の親が東京にサポートに来てくれる(結局のところ私の親は来れていないのですが…笑)
ということで解決しました!
「里帰り出産をしなかった」結果
出産予定日が冬だったこともあり、本来であれば里帰りするタイミングで感染者が増えて、再度緊急事態宣言が出る状況となってしまっていました。
そのような状況の中で、分娩先が決まっている安心感は大きかったです!
実際に同じ地元の友人が私と同じ頃に里帰り出産をしようとしたところ、受け入れ先が1つの病院に限定されていたそうなので、私が候補にしていた病院も里帰りするタイミングで断られていたかもしれません。
結局、里帰り先の病院も感染対策のために「立ち合い/面会ともに一切不可」になっていたので、どちらで産んでいたとしても、病院に行ってからの状況は同じだっただろうと思います。
結果、産んでからの育児は里帰りしていたとしても大変だっただろうと思うので、出産前の不安を解消できたという点で「里帰りをしない」選択をしていてよかったです。
病院の対応や家庭の状況によって様々な選択肢があると思いますが、私の場合は急な変更があるリスクを減らすことで、落ち着いて出産に挑むことができました!
まとめ
コロナ禍での里帰り出産で気を付けた方がよい点
・里帰り先の産院に急に受け入れを断られる可能性がある
・東京の産院の予約締切が早い
→万が一、急に受け入れを断られたときに東京での受け入れ先を探すのが困難
「里帰り出産する」場合の懸念点
・里帰り先の産院に受け入れてもらえない可能性がある
・産休を通常より早く取る必要がある
・里帰り中はパートナーと会えない
・産後の移動が大変
「里帰り出産しない」場合の懸念点
・親のサポートを受けられない
・立ち合い/面会が一切できない
・出産費用が地方と比べて高額
わが家では、夫の育休調整と親にサポートに来てもらうという方針で「里帰り出産をせずに」東京で出産をしました。
結果、急な変更もなく、落ち着いて出産の準備をすることができたので、この選択をしてよかったと思います。
出産後、夫との二人三脚での育児は大変でしたが、里帰りしていたとしても別の部分で大変さを感じていただろうと思います。
コロナの状況や産院の方針などによって、優先するべき点は変わってくるかと思いますが、産前~産後の育児まで想定したうえで、「里帰りするか/しないか」を検討されることをおすすめします。
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